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JA全農、2月から西日本部品センターの供給エリア拡大

2016年1月26日 (火)

荷主JA全農は2月から、岡山市の西日本部品センターで徳島・高知県内のJAへ供給エリアを拡大する。7県59JA・178拠点に対する農機部品の配送スピードを高め、農家組合員・JAへのサービス向上に取り組む。

西日本部品センターは、2011年1月に中四国の農機部品の配送拠点として、鳥取、島根、山口、愛媛4県内のJAを配送エリアとして岡山市に設置。12年3月には、岡山県内のJAへの配送を開始し、現在は5県内のJAへの配送を行い、年間取扱高は16億円(14年度)となっている。

JAからの当日中の注文に対して西日本部品センターが当日中に出荷する「即納率」は82%で、出荷された部品は夜間配送で原則として翌日業務始業前にJAに配送している。

配送は、通常期は平日週5日、春と秋の繁忙期には土日、祝祭日を含めて毎日実施しており、エレクトリック・オーダリング・システム(EOS)を活用し、部品検索機能と連動したJAからの発注や、JAからの在庫照会・納期照会に対する情報提供を行っている。

同センターでは、2月から徳島・高知県内のJAへの供給を開始し、年間20億円を取り扱う計画。これを機に施設の移転を行い、1月から新しい施設による部品配送を始めている。

JA全農は、農業機械の長持ち志向を背景にした修理、整備の需要に対応するため県域を越えた部品事業の広域化を進め、全国7か所で広域部品センターを設置しており、今後も設置拡大と参加県の拡大を進める方針。