矢野経済調べ、2010年の物流市場規模は18.5兆円

話題矢野経済研究所は4日、物流17業種の市場調査を実施したと発表した。国内の有力物流事業者14社を対象に、市場規模や今後の動向を調べた。

調査結果によると、2010年度の物流17業種の総市場規模は18兆4870億円（前年度比11％増）となり、09年度の13.9％減から反転して伸長したことが分かった。

業種別の市場規模動向は、国際フォワーディングが36.3％増、海運が17.4％増、一般港湾運送が17.1％増となった。

今後の物流業界については「想定以上に加速している産業のグローバル化へ、如何に柔軟かつ迅速に対応できるかが最大の競争要因となりつつあり、世界各国・地域への人的あるいは情報ネットワーク力の構築・増強が不可欠となる」と指摘した。

■調査対象17業種
特別積合せ輸送事業、宅配便事業、システム物流事業、国際宅配便事業、フォワーディング事業、鉄道利用運送事業、一般港湾運送事業、海運事業、航空輸送事業、鉄道輸送事業、軽貨物輸送事業、バイク便輸送事業、普通倉庫事業、冷蔵倉庫事業、トランクルーム類事業、納品代行事業、引越事業

■詳細は下記URLを参照。
http://www.yano.co.jp/market_reports/C53202100