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レンゴー、淀川工場を2年後に閉鎖し機能移管

2016年2月2日 (火)

拠点・施設レンゴーは2日、淀川工場(大阪市福島区)を3月末に閉鎖すると発表した。

同社は直営5工場と子会社(丸三製紙)の国内6工場で段ボール原紙を生産しているが、収益力の強化を図るため、淀川工場を閉鎖し、段ボール原紙の生産拠点を5工場に集約する。

淀川工場はライナ原紙生産拠点の1つだが、抄紙機の導入から40年以上が経過して設備の老朽化・旧式化が進み、ライナ原紙の薄物化など「今後の潮流」に対応するのが難しく、存続させる場合に必要となる設備の維持・更新投資も考慮し、2年後に閉鎖することを決めた。

淀川工場の閉鎖に先立ち、金津工場(福井県あわら市)で中芯原紙を生産している抄紙機を、ライナ原紙も併抄可能な設備へと改造し、グループ内の中芯原紙とライナ原紙の生産比率を見直し、需要に見合った最適な生産体制を構築する。

淀川工場が生産している段ボール原紙は、金津工場などほかの工場へ生産移管し、「供給責任を果たしていく」としている。

■淀川工場の概要
名称:レンゴー淀川工場
所在地:大阪市福島区大開4-1-186
敷地面積:4万3906平方メートル
事業内容:段ボール原紙(ライナ)の製造
従業員数:58人(正社員2016年1月1日時点)
淀川工場閉鎖:2018年3月末