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SBSロジコム、横浜に国際物流対応の多機能拠点竣工

2016年2月2日 (火)

拠点・施設【山田恭司=横浜】SBSホールディングス傘下のSBSロジコムは2日、横浜市磯子区に同社が国際物流に対応した多機能拠点に位置付ける物流施設「新杉田物流センター」を竣工した。延床面積は3万8265平方メートル。立地と分野ごとに強みを持つ同社グループの総合力を生かし、竣工前からワインやファッション・アパレルなど多彩な荷主の支持を受けて95%の稼働率でスタートを切った。

SBS新杉田

▲竣工式であいさつするSBSホールディングス・SBSロジコムの鎌田正彦社長

▲竣工式であいさつするSBSホールディングス・SBSロジコムの鎌田正彦社長

2日、現地で開催された竣工式でSBSロジコムの社長を兼務するSBSHDの鎌田正彦社長は、「ワイン物流の中心拠点として運用し、ここから拠点数を拡大していく。すでに95%の稼働率になることが決まっている」と述べ、立地、機能性の高さと幅広さを兼ね備えた新センターが満床に近い状態で開設したことを報告した。

同社の物流施設の多くには、グループのロゴと「SBS LOGICOM」(SBSロジコム)の社名が壁面にデザインされているが、新拠点は「SBS GROUP」(SBSグループ)の表記をすべての壁面にあしらった。分野ごとに強みを持つ同社グループの物流運営力を結集し、提供する物流サービスも対応業種が多岐にわたること、横浜港に近い立地を生かした国際物流対応型の拠点となることなどを示した。

施設は倉庫は延床面積3万8265平方メートルのうち、ワイン専用保管庫として9000平方メートルを確保。全館に空調を完備するなど、一定の温度・湿度を保つよう設計した。

多様な荷主ニーズを考慮して東西の2か所にエントランスを設けたほか、事務所スペースも東西に複数箇所用意。1階から4階まで最大4企業の異なるニーズに対応できるよう設計した。

また、3階にトラックバースを確保し、高低差15メートルの直線型のスロープを設置して40フィートトレーラーが双方向に通行できるようにした。3階のトラックバースには、一度に24台のトラックが着車できるスペースを備え、建物内部につながる専用の車路を確保、使いやすい荷役空間を目指した。

また、施設のBCP対応として大規模災害時にも事業を継続ができるよう、200キロボルトアンペアの非常用発電設備を配し、30キロリットルの自家用給油所も敷地内に併設した。

現地は首都高速湾岸線新杉田出口から450メートル、横浜港まで10キロ、東京港まで38キロ、羽田空港まで30キロと陸海空のアクセスに優れ、国内・国際物流ともに適した立地。また、根岸線・金沢シーサイドライン新杉田駅から徒歩5分と従業員の通勤利便性も高い。

■新杉田物流センターの概要
所在地:横浜市磯子区杉田5-32-50
敷地面積:1万71450平方メートル(5188坪)
延床面積:3万8265平方メートル(1万1575坪)
階数:地上4階建て
構造:RC・S造
用途:倉庫・事務所

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