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15年12月期

コカ・ウエスト、売上拡大で輸送費10億円増を吸収

2016年2月4日 (木)

フードコカ・コーラウエストが3日発表した前12月期決算によると、同社の2015年度の輸送費は196億5300万円で14年度から9億5800万円、率にして5.1%増加した。売上高が4404億7600万と160億円拡大し、輸送費の増加を吸収。営業利益は29.6%増の142億6200万円を確保した。

清涼飲料水事業のSCM領域では、先進技術を導入して商品容器に使用する資材をスチールからアルミに変更し、商品の付加価値向上を図るとともに、資材の使用量削減に取り組んだほか、四国コカ・コーラボトリングを含めた最適な供給ネットワークの構築に向け、生産性を向上させて製造・物流コストの削減に注力した。

また、「会社をゼロから見直す」ことを掲げて15年に新設した業績回復委員会を中心に全業務の抜本的な見直しを進め、同じく新設した業務改善委員会では、中期的な調達コストの削減に向け、コカ・コーラシステムで間接材の共同調達に取り組んだ。