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25年までに1000店舗展開目指す

トリドール、マレーシアの麺食チェーン買収

2016年2月8日 (月)

M&Aトリドール(神戸市中央区)は5日、マレーシアで人気のヌードルショップを展開するウタラ5フード&ビバレッジ社に出資し、同社が運営する業態「ボートヌードル」をグループ化したと発表した。今後、2025年末までに東南アジアを中心に1000店舗体制の構築を目指す。

ボートヌードルは、タイの水上マーケットで働く人々が日常的に船の上で食べていた、小さなスープヌードルをルーツとする麺食。

船上で手軽に食べられるサイズのヌードルを日本の回転ずしの要領で、自分が食べたい分注文し、食べ終わった器を積み上げながら食べ進めるスタイルで、手軽さとおいしさ、視覚的な楽しさで人気のファストフードカテゴリーの1つとなっている。

顧客の目の前で調理をする高い実演性が特徴で、丸亀製麺を運営する同社が「こだわり」としている店内調理の臨場感と共通点を持つことが、買収の動機の一つとなった。

スープヌードルは1杯1.9リンギット(53円)で、同社が丸亀製麺の業態で提供しているうどんが300円程度となっていることから、異なる価格帯で新たな顧客層に訴求できると判断した。