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クリエートM、水戸工場閉鎖し物流拠点へ転換

2016年2月12日 (金)

メディカル医療器具メーカーのクリエートメディックは12日、カテーテルを製造している水戸工場(茨城県水戸市)を年内いっぱいで閉鎖すると発表した。

水戸工場は、血管系製品の新市場参入を目的に1998年5月に開設し、新製品開発と生産供給の一翼を担ってきたが、償還価格の下落やメーカー間の競争激化で売上と採算の維持が厳しく、同工場の生産高も大幅に減少していた。

同社は製造コストの削減を目的に海外工場への生産シフトも進めているが、一方で国内工場の操業度悪化が課題となっていたため、生産体制の再編による原価低減策として、水戸工場の閉鎖と北海道工場への生産機能の統合を決めた。

また、キット化による製品の大型化に伴い、物流面で倉庫スペースの確保が課題となっていることから、水戸工場の建屋は商品配送センターに転用し、生産体制の再編と併せて物流拠点の効率化を目指す。

■水戸工場の概要
所在地:茨城県水戸市平須町字赤穂234-25
事業内容:カテーテルの製造
敷地面積:4251.79平方メートル
従業員数:54人(社員26人、パート28人)
工場閉鎖日:2016年12月31日