上組、バングラデシュに駐在員事務所を設立

ダッカ市内の様子

ロジスティクス上組は11日、海外強化策の一環として、9月1日付でバングラデシュの首都ダッカ市に上組（香港）有限公司所管の駐在員事務所を開設したと発表した。同社は4月にベトナムでホーチミン駐在員事務所を設立しており、ダッカ事務所はこれに続くもの。

新事務所は「チャイナ・プラスワン」の有力な潜在的投資先の一つとして注目されているバングラデシュで、日系企業を中心とした物流ニーズに幅広く対応するため、日本人駐在員1人、ローカルスタッフ5人の体制による情報収集・市場調査と物流網の新規開拓を行う。

今後、物流品質の改善・強化を主眼としてバングラデシュへ進出するアパレル産業の製品輸出や生産資材・付属品の輸出フォワーディングをベースに、3PL・バイヤーズコンソリなどの本格展開、自社管理による物流センター・オフドックCFSの設立・運営、インフラ案件への重量物輸送・プロジェクト管理など、地域に根ざした総合物流事業の展開を視野に入れる。

将来的には、隣接するインドのマーケットを見据え、拡大する同社グループの海外拠点と連携し、スケールメリットを生かした物流サービスを展開するため、「積極的に資金・人材投入を行っていく」としている。