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JR貨物、1月のコンテナ貨物4.5%減少

2016年2月15日 (月)

調査・データ日本貨物鉄道(JR貨物)が12日発表した1月の輸送動向によると、取扱貨物量はコンテナと車扱合わせて3.1%減少(前年同月比)した。北日本地区、関東地区での大雪などの影響で高速貨物216本、専用貨物4本が運休した(前年は高速貨物122本が運休)。

コ ンテナ貨物は4.5%減少した。鉄道へのシフトが進んでいる積合せ貨物(6.9%増)、食料工業品(0.3%増)が増加したほか、エコ関連物資(7.1%増)が前年を上回った。一方、景気低迷による売れ行き不振で、紙・パルプ(8.7%減)、化学工業品(6.5%減)を始め殆どの品目で不調だったことに加えて、大雪による自然災害で、これまで好調な発送だった北海道地区の玉葱、馬鈴薯などが大きく影響を受け農産品・青果物が7.1%減となった。

車扱貨物は、セメント・石灰石がセメントの前月の顧客工場定期修理実施で7.5%増加したものの、石油が上旬から中旬にかけての気温上昇に伴う灯油の売れ行き不振などで2.3%減少し、車扱貨物全体では0.2%減少した。