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CRE、さいたま市で「ロジスクエア浦和美園」着工

2016年2月15日 (月)

拠点・施設シーアールイーは15日、さいたま市緑区で新たな賃貸物流施設「ロジスクエア浦和美園」の地鎮祭を行い、着工した。設計・施工は錢高組で、2017年4月中旬の竣工を目指す。

CRE、さいたま市で「ロジスクエア浦和美園」着工

ロジスクエア浦和美園は、2万4094平方メートルの敷地に地上4階建て、延床面積5万2313平方メートルの大型物流施設として開発する。

施設のマスタープランとして、ワンフロアが3800坪、3階部分へ大型車両が直接乗り入れ可能なスロープを設け、トラックバースを1階、3階に備えるマルチテナント型施設。場内出入口は3・4階テナント専用ゲートを設け、1・2階テナントとの敷地内トラック動線を完全分離することにより、場内車両渋滞や接触事故防止に配慮する。

倉庫部分は、床荷重が1.5トン(1平方メートルあたり)、有効高さは2階車路下以外各階6メートル、照度は300ルクスとする計画で、マルチテナント型物流施設としての汎用性を考慮した同社の基本スペックを満たす設計とする。

倉庫内のすべての防火区画壁に倉庫業法で定められた壁強度を備える耐火断熱パネルを採用し、法令で定められた耐火性能を満たしつつ、さらにマイナス10度帯までの冷蔵冷凍倉庫の間仕切り壁として使用することができる耐火断熱パネルを新築当初から設置する。

これにより、入居テナントの冷蔵冷凍設備導入時のイニシャルコスト圧縮や、外壁のサンドイッチパネルとともに冷暖房設備設置時の熱負荷低減に寄与。鋼板製のパネル仕上げによる倉庫内の美観向上と併せて、施設の就業環境改善につなげる。

開発地は、土地再生推進協会から土地の安全性認証として「ランクSilver」を受けており、土地の安全認証を取得した施設開発としては国内で初めてとなる。

また、入居テナントのBCP対応へのサポート、全館LED照明の採用、壁面緑化の導入など、環境や省エネルギーに配慮した施設計画を採り入れ、CASBEE埼玉県のAランク認証、BELS評価の取得を目指す。

開発地は東北自動車道浦和インターチェンジ(IC)から700メートルと近接。首都高速川口線、東京外環自動車道へのアクセスに優れ、都心部を見据えた関東エリア全域をカバーする物流拠点として運用できる。

東京メトロ南北線と相互乗り入れを行う埼玉高速鉄道浦和美園駅からの距離も450メートル、徒歩6分と近く、周辺地域では大規模様な複合型まちづくり進んでいることから、労働力を確保しやすい立地となっている。

■開発プロジェクトの概要
施設名称:ロジスクエア浦和美園
所在地:埼玉県さいたま市緑区(さいたま都市計画事業大門上・下野田特定土地区画整理事業施行地区内)
敷地面積:2万4094.97平方メートル(7288.72坪)
用途地域:準工業地域
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造規模様:鉄筋コンクリート造一部鉄骨造、地上4階建て
延ベ面積:5万2313.92平方メートル(1万5824.96坪)
着工:2016年2月15日
竣工:2017年4月15日