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3年で2300億円の投資規模想定

GLP、カナダ公的年金基金運用機関と新たな合弁事業

2016年2月17日 (水)

拠点・施設グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)は17日、カナダの公的年金基金の運用機関「CPPIB」とエクイティー総額1000億円(8億7300万米ドル)の折半合弁事業「GLPジャパン・デベロップメント・ベンチャーII」(GLPJDVII)を設立したと発表した。

今後3年間で2300億円(20億米ドル)の規模に到達することを想定し、投資戦略ではGLP投資法人への資産売却などを進める。首都圏に開発する総延床面積31万9000平方メートルの大規模な物流施設集積型プロジェクト「GLP流山」へも投資する。GLP流山はGLPが国内で開発する最大案件で、総投資額は590億円。

GLPのミン・メイ最高経営責任者は「日本の先進的物流施設への需要は引き続き旺盛で、再びCPPIBとパートナーを組む機会を得て大変嬉しく思う。GLPJDVIを4年以上前に設立して以降、物流不動産マーケットは進化し、長期的な資本をここで投入するには良い機会と考えた」と話した。

GLPとCPPIBは2011年9月、日本市場での開発に特化した初の合弁事業として「GLPJDVI」を設立し、2度の増資を経て規模を拡大。これまでに2800億円(24億米ドル)の開発プロジェクトに投資し、投資枠の92%に達している。