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豊田自動織機、関空貨物地区へFCフォーク実証導入

2016年2月18日 (木)
豊田自動織機、関空貨物地区へFCフォーク実証導入

▲FCフォークリフト実用化モデル

サービス・商品豊田自動織機は18日、開発中の燃料電池フォークリフト実用化モデル2台を3月から関西国際空港の国際貨物地区へ導入し、実証を開始すると発表した。

実証はANAグループ(ANA関西空港)、JALグループ(日航関西エアカーゴ・システム)の協力を得て、この2社でFCフォークリフトを運用しながら、CO2削減効果や作業性の改善効果を確認する。

実証事業では、すでに第1弾として昨年2月から、FCフォークリフト1台を運用し、連続して高稼働な荷役作業が行われる空港物流のCO2削減効果の確認、稼働データ収集を行っている。

今回の実証実験で導入する実用化モデルのFCフォークリフトは、トヨタ自動車の燃料電池自動車(FCV)「MIRAI」と同じ燃料電池セルを使用した新開発のフォークリフト専用FCシステムを搭載している。

FCフォークリフトは、エンジンフォークリフトに比べ、稼働時にCO2や環境負荷物質を排出しない優れた環境性能が特徴で、3分で燃料を充てんし、充電や電池交換なしで連続稼働が可能なことから、電動フォークリフトに比べて稼働効率を大幅に高めるとみられている。同社はFCフォークリフトの早期の実用化、2016年度中の本格導入を目指している。