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東レと豊田通商、共同で炭素繊維リサイクル推進

2016年2月19日 (金)

環境・CSR東レと豊田通商は18日、両社で提案した「革新省エネルギー熱分解法による高効率リサイクル炭素繊維製造技術の開発」が国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の2015年度「戦略的省エネルギー技術革新プログラム」に採択されたことを受け、共同で炭素繊維リサイクルの取り組みを開始すると発表した。

戦略的省エネルギー技術革新プログラムに採択された両社の技術は、熱分解法による炭素繊維リサイクルで最も消費エネルギーの大きい熱分解工程で、マトリックス樹脂の可燃性分解ガスを燃料に用いることで、消費燃料の大幅な低減を目指すもの。

両社は今後、豊田通商傘下の豊田ケミカルエンジニアリング(名古屋市中村区)の半田工場内にパイロット設備を建設し、将来の事業化を見据え、省エネルギーなリサイクル炭素繊維製造技術の実証を進めるとともに、リサイクル炭素繊維の用途開発を推進していく計画。