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トラック運送会社の7割近くが「必要な人材確保できない」

2016年2月22日 (月)

調査・データトラック運送会社の7割近くが「必要な人材を確保できていない」と考えていることが、全日本トラック協会の調査で明らかになった。

全ト協は、トラック運送業界が長らく必要なドライバーの員数を確保できない人材不足の状況にあることから、実態をより具体的に把握するため、四半期ごとにまとめている景況感調査に合わせて追加の質問項目を設け、集計した。

調査の結果、必要な人材が確保できていない割合は全体の67.6%で、このうち「繁忙期のみ、運行業務に支障が出ている」と回答した事業者は59.7%に上り、「通年にわたり運行業務に支障が出ている」との回答も40.3%となった。

また、人材不足による運行業務への影響としては、「仕事を断ることがある」(47.9%)が最も多く、「用車の依頼を増やすことがある」(39.2%)、「ドライバーの時間外労働時間を増加させることがある」(33%)と続き、人材不足が長時間労働につながる可能性を示す結果となった。