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センコン物流、タイで冷蔵輸送の仙台牛PR

2016年2月24日 (水)

ロジスティクスセンコン物流、タイで冷蔵輸送の仙台牛PRセンコン物流は23日、タイ・バンコクで宮城の食肉関係者とともに、現地のレストラン関係者に向けた仙台牛の販売促進プロモーションを1月26日に行ったと発表した。

宮城県の「農畜産物輸出基幹品目販路開拓業務」を受託したのに伴い、プロモーションとして海外への県産農水産物輸出を強化する取り組み策の一環として行ったもの。

仙台市がタイのサポートデスク事業を委託している東洋ビジネスサービス社の協力を得て、バンコク中心部のレストラン「仙台庵」を会場にバンコク市内のレストラン関係者9社19人を招いて仙台牛の特長を説明。冷凍・冷蔵ものを食べ比べるという趣向でセミナー試食会を実施した。

プロモーションでは和牛の最高級ブランドとして仙台牛の認知を高めるため、品質に優れる冷蔵輸送されたものを推奨。握り寿司やユッケなどの生食、ステーキや炙りなどの加熱調理したものを冷凍・冷蔵ものでそれぞれ比較試食を行い、品質の違いをアピールした。

参加したレストラン関係者からは、冷蔵ものは仙台牛の甘みや香り、なめらかな食感が際立つと好評だった。

和牛の輸出は消費期限やコスト面から、冷凍して船便で輸送されるのが一般的だが、宮城県産はあえて品質で勝負するため、冷蔵空輸したもので現地の富裕層の需要を狙う戦略を掲げる。

タイは日系企業の進出が多く、バンコクだけでも日本食を提供する飲食店が1000店舗以上あり、近年ではタイ人の富裕層も日本食を好んで食べる傾向にあるという。

センコン物流が受託した事業は、TPP参加に伴い安価な輸入牛肉が流入してくることを踏まえ、県産牛肉の海外販路開拓を進めるもので、今後はマカオでもプロモーション展開することが決まっている。