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国交省、マレーシアにトラック輸送規制の緩和要請

2016年2月24日 (水)

行政・団体国土交通省は24日、物流審議官部門の勝山潔国際物流課長が18日にマレーシア・クアラルンプールで同国運輸省のヴィジェンドラン副局長(陸上物流担当)と意見交換した物流政策対話の結果を公表した。

対話には両国の物流関係者60人が参加し、物流施策の現状や課題の発表をもとに意見交換を行った。日本側はマレーシアに対し、トラック輸送規制を緩和するよう要請した。同国では、「物流マスタープラン」の一環として事業用トラック輸送、トラックヘッド1台に対して所有できるシャーシの数を5台までに制限している。

これに対し、マレーシア側は「安全上の課題を解消する必要があり、緩和には時間を要する」との見解を示した一方、ASEAN諸国からも「5台から10台への緩和」が要望されているとして、「安全対策を講じた上で引き続き検討していきたい」と言及した。

このほか、マレーシア側は「タイとの間で車両相互通行協定(MOU)を締結するため準備を進めている」ことを説明した。

現在はシンガポールとの間で協定を結んでいるが、マレーシア籍トラックのシンガポール走行を認めているのみで、シンガポール籍車両はマレーシア国内を走行できない。