国際住友理工は26日、自動車用ホース製造・販売の新会社、「住友理工オートモーティブホース・ポーランド」を設立し、ポーランドのソスノヴィエツで2016年秋から稼働を始める、と発表した。
ポーランド国内では、すでに同社グループの自動車用防振ゴム製造・販売会社、TRIポーランド社が2拠点で生産を行っており、新会社は2社3拠点目の進出となる。
同社の自動車用ホース事業は1月、地域ごとにニーズを取り込み、収益を高める取り組みとして、エリア統括機能を持つ「地域センター」を北中米、南米、欧州、アジアの4極に設けた。
欧州では13年に買収・子会社化した伊ダイナテック社が、すでに欧州自動車メーカーを主要顧客として取引の拡大を積極化しているが、新会社は主に欧州の日系自動車メーカーへの拡販を狙う重要戦略拠点としての役割を担う。
13年に買収・子会社化したドイツの自動車用防振ゴムメーカー、アンビス社の販路を活用しながら、モジュール化技術を得意とするダイナテック社と緊密に連携し、事業の拡大につなげる。