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SBSホールディングス2015年12月期決算説明会

SBS鎌田社長「損失すべて出し切った」、今期黒字見通し

2016年2月29日 (月)

ロジスティクスSBS鎌田社長「損失すべて出し切った」、今期黒字見通しSBSホールディングスは29日、前12月期の決算説明会を開催した。同社の鎌田正彦社長は、決算発表が遅れた原因について、海外子会社で債権回収を見込めない問題が見つかったことによるものと説明した。

一方で、鎌田社長は「トランスポール社(SBSトランスポール・ロジスティクス)の事案を除けば、会社の業績は順調に推移した」と強調し、トランスポール社に関連する損失を前期すべて出し切ったうえで、今期(2016年度)は最終損益が黒字に回復するとの見通しを示した。

SBSトランスポール・ロジスティクスでは、大口取引先からの債権回収が遅れ気味となり、同社単独の支援体制では軌道に乗せていくのは困難と判断。SBSHDが保有するトランスポール社の全株式を売却することとした。

これに伴い、119億7000万円の特別損失を計上したことから、同社の最終損益は38億1500万円の赤字となっている。

また、鎌田氏はトランスポール社の株式売却が海外事業からの撤退を示すものではなく、今後はASEAN地域などで存在感を示していきたいとの考えを示した。