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JICA、ジョージアの物流競争力向上へ円借款調印

2016年3月9日 (水)
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▲調印するウズベキスタン伏見所長(写真左)とカドゥリ財務大臣(写真右)

国際国際協力機構(JICA)はこのほど、ジョージア(グルジア)の首都トビリシで国際幹線道路の整備を対象に、総額44億1000万円を限度とする円借款貸付契約に調印した。この事業では2009年に177億2200万円の円借款を供与済みで、今回は第二期の供与となる。

対象事業は黒海とカスピ海、欧州とアジアを結ぶ重要な国際物流網として、ジョージア国内を横断する東西ハイウェイの一部を構成するゼスタフォニ-サムトレディア間の道路と橋梁の整備(新設、改修)を行い、輸送力の増強を図るもので、コーカサス地域の物流拠点としての競争力向上につなげる。

ジョージアでは、道路による貨物輸送が全体の4割、旅客輸送では9割を超えるため、道路輸送の整備は同国経済の生命線となっている。特に、この事業で整備が進められている東西ハイウェイは、アゼルバイジャン国境から黒海沿岸を結ぶ国際幹線道路で、同国の物流改善の取り組みでも最優先課題の一つとされ、世界銀行やアジア開発銀行どが一部を支援している。