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コントラクト・ロジスティクス強化狙う

郵船ロジ、豪州物流企業から精密機器・据付部門を取得

2016年3月10日 (木)

M&A郵船ロジスティクスは10日、オーストラリア法人の郵船ロジスティクス・オーストラリアを通じ、同国の物流企業「ハイテクエクスプレスグループ」が保有する「ハイテクアジアパシフィック」ブランドの事業を1日付で譲り受けたと発表した。

郵船ロジ、豪州物流企業から精密機器・据付部門を取得

ハイテクエクスプレスグループは豪州とニュージーランドに8拠点を展開し、豪州国内の医療機器輸送では70%のシェアを占める。医療機器のほかにも印刷機械、コンピューターなど精密機器の陸上輸送、配送先への搬入、据え付けを一貫手配する物流サービスが強み。

郵船ロジスティクスが取得したハイテクアジアパシフィック事業は、ハイテクエクスプレスグループが手がける事業のうち精密機器輸送と機器の据え付けを担う事業部門。自社の海上・航空フォワーディング、コントラクト・ロジスティクスと組み合わせ、取扱貨物量の拡大を図る。新たにニュージーランドで自社グループ拠点を設けることになり、進出地域の拡大によって物流サービスの補完につなげる。

今後はハイテク社から得る精密機器輸送のノウハウのグローバル展開を目指す。

■ハイテクエクスプレスグループ(Hi-tech Express Group)の概要
本社所在地:オーストラリアニューサウスウェールズ州ウェザーリルパークニュートンロード160
設立:2000年
従業員数:110人
譲受事業の内容:精密機器輸送・据付手配