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三菱電機、独ラインルール・エクスプレス向け空調装置受注

2016年3月10日 (木)

荷主三菱電機は10日、独シーメンス社から「ラインルール・エクスプレス」(RRX)の新型車両向けに、鉄道車両用空調装置328台(82編成164両分)を総額17億円で受注したと発表した。

ラインルール・エクスプレスは、ドイツのラインルール運輸連合が管理・運営している路線で、北ライン-ウェストファリア地方の都市と地方間を結ぶ直通運行列車として導入される新型車両で、三菱電機がシーメンス社から鉄道車両用空調装置を受注するのは初めて。

同社は2014年4月、欧州の総合販社・三菱電機ヨーロッパに交通システム部を設置し、欧州市場で販売体制を強化。併せて鉄道車両用空調装置の生産・保守体制の拡充に向け、三菱電機クリマット・交通システムを立ち上げた。16年には、ポーランドの鉄道車両用電機品メーカーMEDCOM(メドコム)社への資本参加による協業を開始し、事業基盤強化を加速。欧州市場の交通システム事業で20年度に売上高200億円を目指す。