ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

東京特殊電線、物流子会社の株式を司企業に譲渡

2016年3月14日 (月)

ロジスティクス東京特殊電線は14日、同社が株式55%を保有する東特運輸(長野県上田市)の株式を司企業(愛知県豊田市)に譲渡すると発表した。

東特運輸は1963年、東京特殊電線の物流子会社として設立されたが、親会社の東京特殊電線が巻線、情報機器などの事業を譲渡し、09年以降はグループ会社からの貨物量が減少。「今後もグループ内の貨物量の増加は見込めず、事業領域の違いからシナジー効果には限度がある」として、同社グループにとどまりながら収益を改善するのは難しいと判断した。

一方、司企業は全国レベルで拠点網の拡大を進めており、東京特殊電線は司企業に東特運輸の株式を譲渡することで「業容の拡大と収益向上を目指せる体制にシフトすることが期待できる」と考え、株式譲渡を決めた。

東特運輸の株式は東京特殊電線が55%、古河物流が20%を保有しており、東京特殊電線は全体の55%にあたる全持分を1億9980万円で3月30日に売却する。