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横浜市など6社・団体が供給実証実験

風力発電で「CO2フリー水素」製造しフォークに活用

2016年3月15日 (火)

調査・データ神奈川県、横浜市、川崎市、岩谷産業、東芝、トヨタ自動車の6社・団体は、風力発電で製造した「CO2フリー水素」を燃料電池フォークリフトへ供給する実証を開始する。

風力発電で「CO2フリー水素」製造しフォークに活用

(以下、出所:神奈川県)

昨年9月から京浜臨海部で再生可能エネルギーを活用した「低炭素な水素サプライチェーンモデル」の構築に向け、実証プロジェクトの具体的な内容を検討していた。

実証プロジェクトでは、横浜市風力発電所(ハマウィング)敷地内に、風力発電を利用し、水を電気分解してCO2フリーの水素を製造、貯蔵・圧縮するシステムを整備する。

風力発電で「CO2フリー水素」製造しフォークに活用

▲本プロジェクトでのサプライチェーン

ここで製造した水素を簡易水素充てん車で輸送し、横浜・川崎両市の青果市場や工場·倉庫に導入する燃料電池フォークリフトで使用できるよう、サプライチェーンの構築に取り組む。

6社・団体では、地域と一体となった水素サプライチェーンの構築により、電動フォークリフトやガソリンフォークリフト利用時のサプライチェーンと比べ、80%以上のCO2削減が可能になると試算している。

風力発電で「CO2フリー水素」製造しフォークに活用