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福通、元役員の不正で再発防止策、役員報酬一部返上

2016年3月15日 (火)

ロジスティクス福山通運は15日、子会社「ジェイロジスティクス」の元常務兼同社執行役員による不正行為の発生を受け、この事件を調査していた特別調査委員会の提言に基づき、再発防止策を策定するとともに、同社の小丸成洋社長が役員報酬を3か月間にわたって30%返上するなどの処分を行ったと発表した。

役員報酬の返上は、小丸社長のほか、福通の会長、常勤取締役、執行役員、常勤監査役、ジェイロジスティクスの常勤取締役が対象で、それぞれ職責に応じて1-3か月間、最大30%返上する処分とした。

再発防止策は特別調査委員会から提出された調査報告書の提言に基づき、子会社の取締役へのけん制を強化したり、子会社の社長を含む取締役、幹部社員の定期的なローテーションを行ったりして長期にわたって同一人物が関与する不正行為を防止するなど、子会社の統制強化を中心としたもの。