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コープ東北サンネット、多賀城市に食品加工拠点

2016年3月17日 (木)
コープ東北サンネット、多賀城市に食品加工拠点

▲さんみらい多賀城・復興団地の完成予想図(出所:多賀城市)

フードコープ東北サンネット事業連合は、宮城県多賀城市の津波復興拠点整備事業として造成される「さんみらい多賀城・復興団地」に進出し、青果物のカットやサラダ類などの食品加工拠点を新設する。

さんみらい・多賀城は、製造業が基幹産業となっている同市で東日本大震災後、津波によって多くの企業が被災し、販路を失うケースが多かったことから、国の支援を得て同市の製造業の販路支援となる拠点を誘致するための拠点として運営される。

分譲・貸付対象10ヘクタールのうち、コープ東北サンネット事業連合を含め、これまでに77%の利用が内定している。市と立地協定を締結した企業は22日に締結するコープ東北サンネット事業連合で9社となり、うち2社は賃貸借契約を結び、すでに工場の建設に着手している。

このエリアに進出する企業は、製造業向けの販路支援や災害時の代替生産やOEM生産といった機能を提供する拠点を設けることになっており、コープ東北は青果物のカット、サラダ類の製造や防災・減災機能を提供するとみられる。

用途など進出に伴う条件がやや厳しく設定されている代わりに、賃貸利用する場合の1平方メートルあたりの単価が800円と低めに抑えられているほか、仙台港、鉄道駅、国道、県道、高速道路に近く、街中の立地で雇用を確保しやすいといった利点が見込める。