商船三井、南アへの移動図書館車輸送に協力

環境・CSR商船三井は、NPO法人「サペーシジャパン」が南アフリカに移動図書館車を贈る取り組みに協賛し、2009年から5回目となる海上輸送協力を行うと発表した。

サペーシジャパンは、南アフリカのNPO法人「サペーシ」と連携し、同国の初等教育格差の縮小や識字率向上に向け、全9州の教育省が運営する学校へ移動図書館車を贈る活動を展開している。

商船三井はこれまでに38台を輸送しているが、今回は日本各地から寄贈された7台を輸送する。7台のうち4台は昨年10月に同社自動車船「ガーネットエース」に積み込まれ、11月末に南アフリカのダーバン港に到着。残る3台は5月にダーバン港へ到着するスケジュールとなっている。

3月17日には、7台の移動図書館車の出港式が駐日南アフリカ大使館で開催され、駐日南アフリカ臨時代理大使や同社自動車船部長の牛奥博俊氏らが出席した。

同社は「これまで日本の地方自治体で活躍した移動図書館車が、第2の活躍の場として南アフリカに点在する図書室のない小中学校を巡回し、教育活動に役立てられる。グローバルネットワークを備える海運会社ならではの社会貢献活動に積極的に取り組んでいく」としている。