ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

商船三井、液化エタン輸送向け教育で国際認証

2016年3月22日 (火)

ロジスティクス商船三井、液化エタン輸送向け教育で国際認証商船三井は、新たに運航することになった8万立方メートル以上の積載能力を備える液化エタン(LEG)輸送の専用船(VLEC)向けに立ち上げた、船員教育プログラム「LEG/LPGトレーニングコース」が国際ガスタンカー運航者・基地操業者協会(SIGTTO)からスタンダード認証を取得したと発表した。

SIGTTOが定めるLEG・LPG船員に必要とされる能力基準を満たしていることが認められ、研修の実施主体「MOLマリン」にDNVGLによる認証が発給された。

DNVGLはリスクマネジメントに関する第三者機関であったノルウェーとドイツの団体合併によって設立された第三者認証機関・船級協会で、オイル・ガス分野のリスクマネジメント、風力・電力送配電分野の世界有数のサービス・プロバイダー。

商船三井はSIGTTO準拠のLNG船員教育プログラムを運用してきたが、今回これにLEG/LPGトレーニングコースを加えることで、液化ガス輸送に関するすべての研修、SIGTTO認証を取得した標準コースを自社研修施設で開講できる世界で初めての船社となった。

同社はインド・リライアンス・インダストリーズとともに、米国積みインド向け液化エタンの海上輸送プロジェクトに参画しており、2016年末から段階的に竣工するVLEC6隻には今回認証を受けたLEG/LPGトレーニングコースを修了した船員が乗船する。