DOWA、インドで自動車向けアルミ溶解炉の製造開始

国際DOWAホールディングスは28日、子会社のDOWAサーモテック（名古屋市瑞穂区）がアルミ溶解炉製造大手の三建産業（広島市安佐南区）と技術提携し、インドで自動車向けアルミ溶解炉の製造・販売を開始すると発表した。

DOWAサーモテックは国内、米国、タイ、中国、インド、インドネシア、メキシコの拠点で自動車向けを中心とした熱処理事業を展開し、インド子会社も業歴30年におよぶ同国トップクラスの熱処理メーカーとして、5拠点で熱処理炉の製造販売、メンテナンス、熱処理受託加工サービスを展開している。

三建産業はアルミ溶解炉を国内外に1000基以上納入した実績を持つ企業で、今回の技術提携により、三建産業は「タワー型アルミ溶解炉」「アルミ切粉溶解炉」「ブリケット切粉溶解炉」に加え、これらを組み合わせた「コンビネーション型溶解炉」、付帯装置の「エコキルン切粉乾燥装置」に関する製造技術をDOWAサーモテックのインド子会社に供与する。

インド子会社は充実したアフターサービス網や販売チャネルを活用し、2016年度からこれらの設備の製造販売を開始する。