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遠州トラックが中国子会社清算、「事業継続困難」

2016年3月29日 (火)

国際遠州トラックは29日、中国子会社の中国遠州コーポレーションを通じて株式83.7%を保有している青島遠州国際物流を清算すると発表した。

同社は1997年1月に中国国営企業と合弁で青島遠州国際物流を設立し、中国事業統括会社の中国遠州コーポレーションの下で輸送・倉庫業務、物流加工業務を展開。

典型的な労働集約型で、低単価な検品・検針業務にウェイトを置く物流加工部門で採算改善が見込めなかったことから、2014年1月に同部門から撤退し、輸送、倉庫業務に経営資源を集中。

しかしその後も業績は思うように回復せず、合弁契約期間が17年初めに満了することから、合弁相手と事業方針について協議した結果、「近年の業績、将来性に鑑み、今後、事業を継続していくことは困難」と判断、清算することにした。17年9月末をメドに清算を完了する。

■清算する子会社の3年間の業績
遠州