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日立物流・中谷社長、新入社員に資本業務提携説明

2016年4月1日 (金)

ロジスティクス日立物流の中谷康夫社長は1日、新入社員41人を迎えた入社式で、3月30日にSGホールディングス、佐川急便と締結した資本業務提携に触れ「3PLとデリバリー事業を相互補完するもの」とその狙いを説明した。中谷社長による訓示の要約は次の通り。

■日立物流・中谷康夫社長の訓示(要約)
2016年度は、当社の歴史に残る節目の年になろうとしている。3月30日にSGホールディングス、佐川急便と資本業務提携契約を締結した。この資本業務提携は、両社の持つ強いビジネスモデル、日立物流の場合は3PL事業、そして佐川急便の場合はデリバリー事業を、相互に補完し合ってより強いものにしていくことが狙いになっている。協業するパートナーとともに日立物流は今後も海外へ進出し、成長していく。

最初に、我々の力の源泉である「現場」への理解を深めてもらう。そのためには現場を実際に経験することが不可欠であり、理解を深めた後には、日本だけでなく海外での実際の「現場運営」を担ってもらうことになる。

そして、国内外を問わず、早い時期に経営に近いところでマネジメントを学び、「現場・組織を束ねた事業運営」を担ってもらう。その上で、新たなビジネスモデルを創造してほしい。

グローバルな人財になってほしいと思うが、海外勤務をすることだけがグローバルとは考えていない。地球上のどのような場所でも、誰とでも、一緒にビジネスを行うことができる人財。これをグローバルな人財と位置付けている。

そのために、「文化・価値観の違いを感じ、その背景を理解し尊重すること」「物事を論理的に捉え、組み立て、きちんと相手に説明すること」「摩擦を恐れずに発言し、粘り強くコミュニケーションを図ること」が重要だ。

私たちの目標は、世界で戦い、勝てるグローバルメジャープレイヤーになること。30の国と地域で事業を展開しており、各企業体が特徴ある物流サービス、ビジネスモデルを持っている。これらを組み合わせ、新たな価値(バリュー)、そして新たなビジネスモデルを創造することで世界に挑む。