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三菱重工、マースクの船舶にORCシステム初号機搭載

2016年4月13日 (水)

ロジスティクス三菱重工、マースクの船舶にORCシステム初号機搭載三菱重工業は13日、同社グループの三菱重工舶用機械エンジン(長崎市)が開発した、低温熱源を極限まで有効に回収・活用して電力を発生させる独自の高効率舶用システム「ORCシステム」の初号機がマースクラインの船舶に搭載され、運転を開始したと発表した。

ORCは、主機エンジンのジャケット冷却水(85度)の排熱を発電に利用する一方、船内に搭載された発電機エンジンの負荷を下げることで、船舶から排出されるCO2を削減し、船舶全体の効率を改善する仕組み。今回のORCの出力は125キロワットで、マースクラインの「アーノルド・マースク」に搭載した。

三菱重工舶用機械エンジンは、ORCのほか、2ストローク低速エンジン、過給機、プロペラ、舶用ボイラー・タービン、デッキクレーン、甲板機械、フィンスタビライザー、舵取機など、幅広い舶用機械・エンジンを提供している。