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ローツェ、ベトナムにアルミ加工の新工場竣工

2016年4月19日 (火)

拠点・施設半導体・液晶の製造工場向けに、搬送システムや機器の開発、製造を行うローツェ(広島県福山市)は18日、ベトナム現地子会社のローツェロボテック(ハイフォン市)が生産能力増強のため工場を増築すると発表した。

▲新工場イメージ(左側建物)

▲新工場イメージ(左側建物)

ローツェグループは、ローツェロボテックでアルミ部品の加工や量産、製品の製造・組み立てを行うことによりコストダウンを図っているため、主力製品のウエハ搬送機を中心とした受注が増加したことで、ローツェロボテック工場のクリーンルーム内の生産エリアが飽和状態になる恐れがあった。

ローツェは今後の需要が増加することに備え生産能力の拡大を図るため、ローツェロボテック第4工場の増築を決定。工場増築により、クリーンルームの床面積は現在の2倍となり、生産能力は単体ユニット製品で3.7倍、システム製品で1.6倍となることを見込む。

また、既存の第3工場に最新鋭の板金加工機を導入し、板金のコストダウンをはかり生産コストの低減による収益力の強化を目指す。

■新工場概要
所在地:ベトナムハイフォン市野村ハイフォン工業団地内
建物:鉄骨コンクリート造、地上5階建て
延床面積:8600平方メートル
着工:2016年6月
竣工:2017年5月
設備投資額:10億円
稼働開始:2017年7月