デンソーら3社、車載用電子システム開発の合弁会社設立

M&Aデンソー・日本電気通信システム（NEC通信システム）・イーソルの3社は21日、車載用電子システムの基本ソフトウェア・ツールの開発を行う合弁会社オーバス（東京都港区）を設立すると発表した。

3社は、自動運転の技術開発が進むなか、カメラやセンサー類を制御する電子制御ユニット間の情報量が飛躍的に増大し、高速通信やマルチコアマイコンと呼ばれる演算プロセッサーが搭載されたマイクロコンピュータ、サイバーセキュリティへの対応が求められているとし、3社の特長を活かした合弁会社を設立することで、車載用電子システムの基本ソフトウェアを開発、販売する体制を強化した。

■オーバス概要
所在地：東京都港区港南2-16-2
社長：泉彰司氏
設立年月：2016年5月
資本金：1億円
出資比率：デンソー51％、イーソル35％、NEC通信システム14％
従業員数：100人
事業内容：車載用電子システムの基本ソフトウェア、関連ツールの開発・ライセンス販売、保守メンテナンスの提供、エンジニアリングサービスの提供