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【4-9月期】バイタルKSK、医薬品の価格競争厳しく

2011年11月7日 (月)
2012年3月期連結(単位:百万円)
 2012年3月期2Q2011年3月期2Q増減率
売上高265,813264,2040.6%
営業利益-3121,204-
経常利益1,2702,662-52.3%
当期純利益1,3571,468-7.6%

メディカル 

子会社で東北・新潟を商圏とする医薬品卸のバイタルネットグループが、東日本大震災で地震による建物損壊、津波による浸水や車両・商品の汚損・流出、原発事故などの被害があったものの、営業・物流体制の復旧に全社で取り組んだ結果、6月末までに全営業拠点で通常の営業活動を再開した。

 

営業戦略システム「VKマーケティング」による営業競争力強化、主要事業会社のバイタルネットとケーエスケーの本社定型業務を受託する「VKシェアードサービス」による業務効率化、物流センターで得意先別ピッキング体制(CTS)による物流コスト削減――などに取り組んだ。

 

また、薬価改定時に試行導入された「新薬創出・適応外薬解消など促進加算」の対象品目や新製品、高利益商品の販売に注力し、商品ごとの価値に応じた単品単価交渉を進めるとともに、一部のメーカーで共同仕入による利益の獲得に取り組んだが、震災の影響による販売減少、長期収載品の販売減少、新薬価制度の導入による混乱、同業者間の競争激化による価格の低下が想定よりも大きく、経営環境は非常に厳しいものとなった。