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ニチレイロジ、上海に3温度帯倉庫を増設

2011年11月7日 (月)

ロジスティクスニチレイロジグループ本社はこのほど、51%を出資する合弁会社の上海鮮冷儲運有限公司が、既設棟の隣接地に物流センターを増設すると発表した。増設物流センターは2012年4月から稼動する。

 

ニチレイロジグループは、海外事業の拡大の一環として2004年3月に上海鮮冷儲運有限公司を設立し、上海で物流事業を展開している。得意先である日系企業の事業拡大に伴い、物量が増加しており、今後も物量増加や配送エリアの拡大が見込まれることから、新センターを増設することにしたもの。

 

上海鮮冷儲運有限公司では、保管・配送機能の拡充要望が高まっていたが、既設センターの保管能力がひっ迫しており、現状ではニーズに対応することが難しいため、新センターの建設を検討。既設センターの隣接地が確保できたことを受けて、増設を決めた。

 

新センターの稼動により、保管能力の拡充を図るとともに、増設センターは3温度帯に対応することで物流品質の向上、安定化を実現。自社車両台数を増強し、上海地区で配送頻度を向上させるとともに、華東地区(蘇州・杭州)への輸送も強化し、サービス範囲を拡大していく。

 

■増設物流センターの概要
所在地:上海市閔行区虹梅南路3509弄8号内5号倉庫
延床面積:2815平方メートル
着工:2011年10月18日
稼動:2012年4月中旬
総投資額:1500万元(約1億8000万円)
設備能力:3900トン(冷凍2530トン、冷凍冷蔵780トン、常温590トン)
増設に伴う売上目標:2016年度に8億円