バンテック、英国で日産工場向け部品拠点開設

ロジスティクス日立物流傘下のバンテックは、英国法人「バンテックヨーロッパ」が同国サンダーランド市で自動車部品を取り扱う新倉庫を開設したと発表した。

新倉庫は、英国日産自動車製造会社の新規モデル投入に伴う増産計画に対応するために開設したもので、英国や欧州各国のサプライヤーから搬入される部品を取り扱う。

製造拠点に近い立地を活かし、工場向けの倉庫を集約して部品管理レベルの向上と効率化を図る。

新倉庫は2015年4月から建設を開始し、ことし1月に完成、4月21日に現地で開所式を行った。式典にはバンテックの児玉幸伸社長、倉庫の建築主である日立物流ヨーロッパの渡辺亨社長らが出席した。

児玉社長は「バンテックヨーロッパ社の設立25年を記念するこの年に、最大規模の倉庫を開所することができたことを大変喜ばしく思っている。サンダーランド市議会、バンテックヨーロッパ社の協力会社の尽力に感謝する」と述べた。

■倉庫の概要
名称：Hillthorn warehouse
所在地：Hillthorn Farm Washington.A19 Low Carbon Enterprise Zone Sunderland. Tyne & Wear UK.
建屋仕様：鉄骨造3階建て
延床面積：4万518平方メートル
敷地面積：9万2666平方メートル
主要設備：コンテナポート20台（各ポートに油圧式ドックレベラーを装備）、大型トラック（ウイング車）用ポート16ポート、電気自動車充電器付き駐車場
稼動時期：2016年1月18日