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アテクト、滋賀県に自動車部品の新製造拠点

2016年5月11日 (水)

拠点・施設半導体やPIMの製造・加工を行うアテクト(大阪府東大阪市)は11日、滋賀県に本社・全製造部門を移転するため、新しく土地、工場、社屋を取得すると発表した。

同社が主力とするPIM事業では、バインダー・フィードストックといった材料販売を主体とした事業創成期の商材から、光学機器向け精密部品、小型高剛性の機構部品など事業分野の拡大につながる焼結部品を充実させてきた。

特に自動車分野の主要商材のターボチャージャー部品では、従来から使用されてきたニッケル基超合金を始めチタン合金やセラミックス材料など内燃エンジンの将来的な高性能化を展望した技術開発を進めていた。

今回、大手国内自動車メーカーからターボチャージャー部品の最終段階となる試作金型を受注したほか、9日にリリースしたセラミックスボールベアリングのメイン素材となる窒化ケイ素(Si3N4)球の新工法の開発に成功したことなど試作から量産までを包含する新ライン・新工場の投資を決定することとした。

10月末には、第1期の工事を完了させ、一部の新規設備の稼働、既存設備の移動を開始する。

■概要
所在地:滋賀県(都市名は未発表)
敷地面積:未発表
工場面積:5800坪
総投資額:20億円
生産品目:PIM製品、シャーレ製品、培地製品、半導体資材製品など