アテクト、東近江市の日軽金グループ工場を取得

拠点・施設アテクトは13日、日本軽金属傘下の日経建材工業から滋賀県東近江市の向上を取得することが正式決定したと発表した。

同社は取得する工場の事務所エリアの改装と工場エリアの3分の1強を改築し、パウダー・インジェクション・モールディング（PIM）、半導体資材、衛生検査器材――の3事業を担う新工場として運用する。改築工事は9月末までに完了し、新規増設設備の設置、既存設備の移管に着手する。

既設工場と事務所にわずかに手を加えることで使用できるため、投資額を抑制しながら即座に事業を拡大できる点、十分な拡張エリア、将来の2号棟新設スペースがあること、名神高速道路蒲生スマートICから200メートルと近く、物流拠点としての利便性が高い点――を評価して取得を決めた。

■取得工場の概要
所在地：滋賀県東近江市
敷地面積：2万9285坪（現在の東大阪工場の16倍）
工場面積：5827坪（現在の東大阪工場の3倍）
総投資額：20億円
生産品目：PIM製品、シャーレ製品、培地製品、半導体資材製品など