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LINE、タイで即時配送の物流ベンチャーと提携

2016年5月17日 (火)

ECLINE(ライン、東京都渋谷区)は16日、同社が運営するコミュニケーションアプリ「LINE」の周辺サービスとして、24時間日常生活をサポートするオンデマンド型のアシスタントアプリ「LINE MAN」(ラインマン)の提供をタイで開始した、と発表した。

LINEMAN

LINE MANでは、LINE IDからログインすることで、荷物の配送やフードデリバリーなど、「日常生活でちょっとした手伝いやサポートが欲しいときに気軽に活用できる」サービスで、アプリとLINEのプッシュ通知ですべてのサービスをリアルタイムに追跡することができる。料金はサービス提供完了後に直接、LINE MANに現金で支払う。

同社は4月21日から、Googleが提供するAndroid端末向けデジタルコンテンツ配信サービス「Google Play」でLINE MANアプリのベータ版を提供していたが、5月16日にiOSとAndroidでそろって正式サービスとして提供を開始した。

利用できる主要なメニューは、配送サービス、フードデリバリー、コンビニ商品配達の3つで、同社はこのサービスを提供するのに合わせて、タイでオンデマンドデリバリーサービスを提供するベンチャー「Lalamove」(ララムーブ)と提携した。

また、フードデリバリーサービスでは、レストランポータルのタイ最大手「Wongnai」(ウォンナイ)と提携しており、バンコク周辺地区1万店舗以上で注文に対応する。レストランは、距離や人気度で分類された「お勧めリスト」から選択できるほか、レストラン名を入力して検索することが可能。

利用者から注文が入ると、LINE MANがレストランに最も近いドライバーを調べ、ドライバーは速やかに事前購入をして商品を配達する。デリバリー料金は距離を基に計算され、追加料金はかからないという。

LINE MANは、LINEタイランド社が初めて手がけたローカライズO2O(オンライン・トゥ・オフライン)サービスで、同社は「今後もさまざまなサービス連携を継続的に検討・導入し、ユーザー利用機会のさらなる拡大を図っていく」としている。