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コクヨ、中部新拠点にカウネットの物流集約

2016年5月23日 (月)

拠点・施設コクヨは23日、愛知県小牧市で6月6日から稼働する新物流拠点「新中部IDC」(仮称)に通販事業を担うカウネット(東京都大田区)の中部エリアの物流機能を集約・統合し、グループ全体の物流効率の改善と取り扱いアイテムの拡大、配送サービスの拡充を図ると発表した。

コクヨ、中部新拠点にカウネットの物流集約1

新拠点は物流子会社のコクヨサプライロジスティクス(大阪市東成区)が運営し、小口少量化する顧客の注文形態に対応したピッキング方式とシステムを初めて採用。

これらと従来から導入しているピッキングノウハウを組み合わせて活用することで、作業の効率化を図りながら、労働力不足に対応した省人化に取り組む。一部のピッキングシステムは自社で構築し、ローコストでの対応を実現する。

カウネットでは、倉庫規模の増強に伴い取扱品目数を拡充。中部地区では一日あたりの配送可能件数が倍増する。これまでは愛知県のみだった対応エリアは三重県、岐阜県、福井県、石川県、富山県、長野県、静岡県の8県に広がり、関東・関西を含めた物流拠点と連動させて輸配送の最適化につなげる。

新中部IDCは6月6日から段階的に稼動を開始し、カウネット機能は8月上旬から稼動に入る。

■新中部IDC(仮称)の概要
名称:コクヨサプライロジスティクス新中部IDC(仮称)
所在地:愛知県小牧市大字入鹿出新田字新道906-10
稼動開始:2016年6月6日
契約面積:8000坪(2万6500平方メートル、事務所含む)
建物階数:地上3階建て
備考:2016年3月竣工の賃借物件