いすゞ、大型トラックギガの｢6UZ1-TCSエンジン｣展示

2016年5月24日 (火)

イベントいすゞ自動車は23日、横浜国際平和会議場（横浜市西区、パシフィコ横浜）で25日から27日にわたり開催される「自動車技術展人とくるまのテクノロジー展2016横浜」に出展し、「6UZ1-TCSエンジン」や「MIMAMORI」（ミマモリ）など7種を展示すると発表した。

6UZ1-TCSエンジンは、大型トラック「ギガ」に搭載しているエンジンで、EGRクーラーの高効率化、サプライポンプの変更、新インジェクタの採用、超高圧コモンレールの採用により、低・中回転域のトルクアップと燃費性能を向上させた。

ミマモリは車両コンディション情報やエコドライブ状況の情報を通信する商用車テレマティクスで、新型ギガから標準搭載しているもの。運行中の車両データを常時モニタリングすることで、「安心稼働」やエコドライブへとつなげる。

今回展示する7種の製品は、6月29日から7月1日にかけて名古屋市国際展示場（港区、ポートメッセなごや）で開催される「自動車技術展人とくるまのテクノロジー展2016名古屋」にも出展する。

■展示製品一覧

製品名	特徴
6UZ1-TCSエンジン	2015年10月にフルモデルチェンジした大型トラック「ギガ」に搭載。無段階可変容量型ターボチャージャーの仕様を見直し、より効率の良い過給を追求した。
6UV1-TCNエンジン	大型トラック「ギガCNG-MPI」に搭載している天然ガスエンジン。燃料供給装置にはMPI（マルチポイントインジェクション）方式を採用。
6NX1-TCSエンジン	大型トラック「ギガ」搭載エンジンとして新たにラインナップした。小排気量と2ステージターボの採用により、広い回転域で安定したトルクを発揮する、軽量・コンパクトなエンジン。
RZ4E-TCエンジン	海外向けピックアップトラック「D-MAX」と、その派生車「mu-X」に搭載。排気量当たりのパワー・トルクを高めるとともに、軽量化・コンパクト化を追求した。
MEB9トランスミッション	新エンジン6NX1との組み合わせで新たにラインナップした9段トランスミッション。シンクロ全段大容量のカーボンシンクロ採用により、スムースな変速が可能。
MVL6トランスミッション	「D-MAX」「mu-X」向けの6速マニュアル・トランスミッション。軽量化を追求し、5速マニュアル・トランスミッション同等の重量を達成した。
MIMAMORI	車両コンディション情報やエコドライブ状況の情報を通信する商用車テレマティクスで、新型ギガから標準搭載。運行中の車両データを常時モニタリングすることで、「安心稼働」とエコドライブにつなげる。