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NEXCO中の管理高速道路、6割が供用から30年以上

2016年5月24日 (火)

拠点・施設供用から30年以上経過した高速道路が6割を占める中日本高速道路(NEXCO中日本)は23日、今年度中に実施する大規模なリニューアル工事の予定を発表した。

開通後の経過年数

NEXCO3社が管理する高速道路は、供用から30年以上経過したものが40%を占めているが、特にNEXCO中日本の管理道路は全体の60%とほかの2社に比べて老朽化対策の必要な路線が多く、名神高速道路の一部では供用から50年以上経過。

単なる経過年数の問題だけでなく、国内では大型車の交通増加に伴い、総重量を超過した「法令違反車両」が後を絶たないという事情もある。

そこで、同社は高速道路の本体構造物を長期にわたって健全に保つために、橋梁の床版を取り替えるなど、大規模で長期間にわたる工事を行う。対象となっている区間のリニューアル工事が全て完了するまでにかかる期間は15年間に及ぶ。

今年度はすでに東名高速道路静岡IC-焼津IC間で7月10日まで、中央自動車道岡谷JCT-伊北IC間でも7月15日まで、それぞれ対面通行規制に入っているほか、秋には北陸自動車道滑川IC-魚津IC間、今庄IC-武生IC間、中央道諏訪南IC-諏訪IC間――の3区間で対面通行規制を行い、床版の取り換え工事を実施する。