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子会社で3PL事業運営

ファステップス、時価総額10億円割れで上場廃止猶予入り

2016年5月26日 (木)

ロジスティクス子会社を通じて3PL事業会社を手がける東証二部上場のシステム開発会社のファステップスは26日、2月の月間平均時価総額と月末時価総額が10億円未満となったため、東証の上場廃止基準の猶予期間に入ると発表した。11月末までに月間平均時価総額か月末時価総額が10億円を上回れば猶予期間入りが解除される。

同社は本体でウェブサイトやスマートフォンアプリの開発・業務支援などを行いつつ、子会社のTMプランニングでは、「コストマネジメント事業」として受発注からピッキング、在庫管理などの物流業務を幅広く受託する3PL事業を展開している。

コストマネジメント事業の見通しについて、同社は「消費税増税で荷物の取扱量が減少していたが、徐々に回復傾向にある。営業力を強化し、さらに取引先の増加に努める」としている。2月以降、同社の株価は徐々に回復傾向にあるが、最近の時価総額はちょうど10億円前後と予断を許さない水準で推移している。