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川崎重工、大江戸線向け新造車両88両を受注

2016年5月27日 (金)

ロジスティクス川崎重工は26日、東京都交通局から大江戸線向けリニア式地下鉄新造車両88両を受注したと発表した。受注総額は160億円で、兵庫工場(神戸市兵庫区)で製造し、2018年度から20年度にかけて段階的に納入する。

受注した車両は、老朽化した既存車両の更新と乗車数増加に伴う増備計画に伴って導入されるもので、客室の出入口に大型液晶モニターによる車内案内装置・情報提供装置を配置するほか、車椅子スペースなどバリアフリーに配慮し、旅客サービス向上を図っている。

リニア式地下鉄車両は、リニアモーターと軌道上のリアクションプレートとの吸引・反発により推進力を得られることから、急勾配や急カーブの走行にも対応できる。また、車高を低く抑えることで、トンネル径が小さい路線での走行を可能としている。

同社が東京都交通局から受注したのは、2011年に2編成16両を納入した大江戸線「12-600型」以来となる。

■車両概要
車種:リニア式地下鉄車両(8両×11編成)
寸法:16.5メートル(長さ)×2.5メートル(幅)×3.15メートル(高さ)
車体素材:アルミニウム合金製(セミダブルスキン)