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物流効率向上狙う

レノボ、国内PC・タブレットの修理をNECPC群馬拠点へ統合

2016年5月30日 (月)

ロジスティクスレノボ・ジャパンは30日、国内パソコン、タブレット製品のすべての修理をNECパーソナルコンピュータ(NECPC)に委託し、NECPCの修理拠点「群馬事業場」へ段階的に統合すると発表した。

同社は2014年からNECPC群馬事業場にAndroidタブレット製品の修理を委託しており、その実績を評価したうえで、パソコンの修理も同事業場へ統合・委託することで、物流を共通化したり、修理ノウハウの共有が進んでサービスの向上につながったり、といった効果が見込めると判断した。

具体的には、保証期間内製品の修理作業を修理センター着荷後24時間以内に完了、出荷する「1日修理」の実施率を95%以上に引き上げるほか、レノボ「Think」製品の修理パーツ保管倉庫を羽田空港近くに設け、「翌営業日オンサイト修理」のサービスエリア拡大を図る。これまで北海道、九州では一部地域のみで提供していた。

さらに、両社の顧客対応ノウハウを共有し、より精度の高い修理部品の在庫管理につなげる。また、一部の家電量販店からの修理依頼品の回収・返却にNECPCの物流網を活用し、販売店の利便性を高める。

すでに同社のコールセンター業務は12年からNECPCに委託済みで、今回の修理拠点統合により、レノボの顧客サービス関連業務はすべてNECPCが担うことになる。

7月に誕生から5年となるNEC・レノボジャパングループでは、NECPCがレノボのグローバル規模の購買力を活用して製品の部品調達、開発のコスト効率を高める一方で、レノボ・ジャパンはNECPCの群馬事業場(サービス)、米沢事業場(生産)を活用する取り組みを進めている。