物流連｢業界インターンシップ｣、規模拡大し今秋開催

ロジスティクス日本物流団体連合会（物流連）は30日、3回目となる「物流業界インターンシップ」を9月5日から9日までの5日間、昨年より7社多い31社が参加して開催すると発表した。

また、受け入れる学生の定員も昨年の200人から240人に増やし、「少しでも多くの学生が物流業を学ぶ機会を提供していく」ことにした。

6月1日から就職情報サイト「マイナビ」で募集を開始し、今後は大学のキャリアセンター訪問を通じ、より多くの学生の参加を呼び掛けていく。

業界研究セミナー、物流施設見学、グループワーク、座談会など、一般的な就職セミナーとは異なるアプローチを採り入れ、物流業界に関心を持つ学生が「物流企業の実態」を理解しやくすなるよう、工夫を凝らした企画が特徴のイベント。

今回も初日に物流業界の基礎知識を習得するための講演会、「物流いいとこみつけ隊」による業務内容・やりがいなど、学生に向けたメッセージを伝えるところから始まり、学生は物流企業31社が集結した会場で興味のある企業ブースを訪問し、自由に業界研究を行う。

2日目から4日目は会場を受入企業が指定する本社・港湾施設・ロジスティクスセンターなどに移し、希望した企業を訪問。普段は目することがない物流施設を見学・体験する。

最終日は4日間で学んだことを仲間と共有し、学生だけでなく、参加企業の社員と一緒に考える場として、物流をテーマとした企画・提案型のグループワークを行うほか、業界で働く若手社員のアドバイスや実体験を直接聞ける座談会を開催する。

■参加企業31社
あんしん、ANAカーゴ、グローバル・ロジスティック・プロパティーズ、鴻池運輸、佐川急便、佐川グローバルロジスティクス、山九、鈴与、西濃運輸、セイノースーパーエクスプレス、センコー、東陽倉庫、トナミ運輸、ニチレイロジグループ本社、日新、日通商事、日鉄住金物流、日本通運、日本貨物鉄道、日本自動車ターミナル、日本パレットレンタル、日本郵船、日本郵便、日本ロジテム、濃飛倉庫運輸、日立物流、福山通運、丸運、丸全昭和運輸、ヤマタネ、ヤマト運輸