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国連WFP、熊本訪問し開設した可動式倉庫を視察

2016年5月31日 (火)

行政・団体世界食糧計画(WFP)は31日、スティーブン・アンダーソン国連WFP日本事務所代表と忍足謙朗国連WFP協会顧問が、20日と21日に熊本を訪問し、避難所の状況や国連WFPが現地に建てた大型可動式倉庫、WFP職員が派遣されている全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)などを視察したと発表した。

国連WFP、熊本訪問し現地に開設した可動式倉庫を視察1

(以下、出所:国連WFP)

大津町では、WFPの大型可動式倉庫を支援物資の保管倉庫として使用しており、水などの救援物資がパレットの上に整然と積み上げられていたという。WFPの倉庫は幅10メートル×長さ24メートルと大きく、大津町役場の職員と協力して建設したもの。

この倉庫ができるまでは、地元の中学校が支援物資の保管場所となっていたが、倉庫ができたことで支援物資の移動先が決まり、5月の大型連休後の中学校の再開がスムーズになったという。倉庫は今回の視察中に、正式に大津町へと引渡した。これに対し、家入勲大津町長が感謝の言葉を贈った。

一方、嘉島町ではWFPの倉庫はボランティア・センターとして使用している。現地では、全国から毎日70人近くのボランティアが訪れ、担当作業の割り振りや説明が行われていたという。

国連WFP、熊本訪問し現地に開設した可動式倉庫を視察2

また、二人は行政やNPO・ボランティア団体をつなぐ役割を担う、JVOADも訪問した。JVOADにはWFPの職員が出向し、支援の調整にあたっている。今後、WFPが効果的に支援をできるよう、意見交換を行った。