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プロロジス、古河市で日立物流向け物流施設を開発

2016年6月1日 (水)

ロジスティクスプロロジスは1日、茨城県古河市で日立物流向けの物流施設「プロロジスパーク古河2」の起工式を行った。プロロジスが日立物流グループ向けに開発する専用施設は6件目。

古河市で同社は現在、10万5000平方メートルの敷地に物流施設を集積させる「プロロジスパーク古河」の開発を進めており、プロロジスパーク古河2は同パーク2棟目の施設となる。1棟目のプロロジスパーク古河1は10月に竣工する見通しで、3棟目として計画中のプロロジスパーク古河3の入居企業を募集している。

プロロジスパーク古河2プロジェクトは、日立物流傘下の日立物流ファインネクスト社との共同開発案件で、敷地を効果的に活用する方法を協議した結果、プロロジスが所有していた土地の一部を日立物流ファインネクストに譲渡。

日立物流ファインネクストはプロロジスから取得した土地に危険物倉庫8棟を開発し、プロロジスは古河2を普通倉庫施設として開発、日立物流ファインネクストに貸し出す。

施設は地上2階建て、延床面積2万2000平方メートルで、1階の施設両面にトラックバースと大庇を設け、雨天時に作業しやすい環境を整えて荷さばき効率を高める。梁下有効高は1、2階とも6.5メートルを確保し、1階の床荷重は1平方メートルあたり2.5トンを確保するなど、標準的な仕様より高いスペックを持つ施設設計とする。

庫内のおよそ4分の1のスペースには、商品の品質を保持するための庫内空調を導入。施設内照明は庫内を含めて全館LEDを採用するほか、屋根面には1メガワットの太陽光パネルを設置する。停電時・断水時でもトイレ、通信、セキュリティーなどの機能を維持できる非常時用発電機を設置する。

現地は茨城県と都心部をつなぐ新4号国道に近く、圏央道五霞ICからは6キロの北利根工業団地内に位置しており、昨年3月に圏央道・東北自動車道久喜白岡JCT-圏央道境古河IC間が開通したことで、神奈川・東京西部方面から東北自動車道へのアクセスが可能となった。

今年度は圏央道の延伸で都心部から放射状にのびる東名・中央・関越・東北・常磐・東関東の6つの自動車道とつながる計画で、関東全域、東北・関西方面への広域配送が可能となる。

■プロロジスパーク古河2の計画概要
名称:プロロジスパーク古河2
所在地:茨城県古河市敷地
敷地面積:2万3789.43平方メートル(7196.3坪)
計画延床面積:2万1914.43平方メートル(6629.12坪)
構造:地上2階建て
着工:2016年6月
竣工:2017年4月末