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GLPが吹田市に自社最大の物流施設、アスクルが利用

2016年6月7日 (火)

拠点・施設グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)は7日、大阪府吹田市でワンフロアの面積が関西エリア最大級の賃貸物流施設「GLP吹田」の起工式を行った。アスクルが全棟を利用する。

GLPが吹田市に自社最大の物流施設、アスクルが利用

「関西では湾岸や郊外で多くの供給が予定されるなか、大阪都市圏の中心部に位置するGLP吹田の立地の良さは群を抜いている」

GLPの帖佐義之社長が起工式でこう話したように、開発予定地は大阪中心部から9キロ、名神高速道路吹田ICから6.3キロに位置し、名神高速道路、近畿自動車道、中国自動車道、国道171号線などを通じて大阪府全域を網羅。

GLPが吹田市に自社最大の物流施設、アスクルが利用吹田市は人口増加率(2010年比)が5.3%と人口10万人以上の近畿圏の市町村の中でトップクラスとなっており、JR東海道本線岸部駅、阪急京都線正雀駅からも徒歩圏内と、施設で働く人材を確保しやすいメリットも見込める。

施設は地上4階建て、延床面積16万5000平方メートルと、同社としては最大規模の物流施設となる。ダブルランプウェイ、中央車路を設け、垂直搬送機や荷物用エレベータを設置することができる構造を採用。

建物構造にプレキャストコンクリート造・免震構造を採り入れたほか、アスクルの要望に対応して全館に300ルクスの高照度LED照明を設置、一部倉庫内空調を用意する。また、太陽光パネルの設置や井水利用、排水の再利用といった環境に配慮した設備を配する。非常時には非常用発電に加え、太陽光による電力を一部館内利用することも計画している。

■施設概要
施設名:GLP吹田
所在地:大阪府吹田市岸部南3丁目166番12
敷地面積:7万5000平方メートル
延床面積:16万5000平方メートル
着工:2016年5月
竣工:2017年8月