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福岡県、「国際戦略総合特区」にトヨタ向け部品生産会社

2016年6月9日 (木)

行政・団体福岡県は、環境に配慮した生産拠点の構築を図る「グリーンアジア国際戦略総合特区」の指定法人に、トヨタ自動車九州向けの内外装樹脂部品を生産する小島プレス工業(愛知県豊田市)と、その子会社小竹化成(福岡県小竹町)を1日付で指定した。

小島プレス工業と小竹化成は、宮若市の磯光工業団地に新工場を建設し、九州地域での自動車用内外装樹脂部品の生産拠点を新工場に集約する。

工場では、従来金属製であったコンソールのヒンジを独自の技術で樹脂製に置き換えることで、金属製と同等の強度と機能を維持したまま軽量化を実現した製品など、トヨタ自動車九州向けの内外装樹脂部品を生産する。

この特区は国から指定を受けた「国際戦略総合特区」の一つ。環境に配慮した製品の開発・生産拠点の構築を図っている。また、特区での設備投資に対しては、課税の特例措置として機械・装置等の取得価額の最大40%の特別償却、または最大12%の税額控除を受けることが可能。

今回の法人指定により、特区制度を活用して設備投資を行う企業数は51社、設備投資の合計額は1500億円を超える。